ブルガリア
ヨーグルトだけでなく、ローズオイルの産地としても知られるブルガリア。
実はアイスランドに次いで世界で2番目に温泉の多い国でもあります。
そんなブルガリアではエステも盛ん。
ローズオイルを使ったマッサージやバスタイムは勿論のこと、チョコレートマッサージやハチミツマッサージなどもあります。
世界遺産は9つあります。中でも名高い「リラの僧院」は、ブルガリア正教会を代表する修道院で、壁に描かれたフレスコ画は傑作といわれています。
一方、紀元前何世紀もさかのぼるトラキア古墳などの古代遺跡も、数多く残っています。
ブルガリア共和国 基本情報 | ブルガリアを含むツアー例はこちら
面積 | 11.9万平方Km(日本の約3分の1) |
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人口 | 770万人 |
首都 | ソフィア(約120万人) |
時差 | 日本より7時間遅れ(サマータイム時は6時間) |
言語 | ブルガリア語 |
宗教 | ブルガリア正教85%・イスラム教8%など |
ビザ | 観光目的で90日以内の滞在ならビザ不要 |
気候 | 温暖な大陸性気候。南部は地中海性気候に近づく。旅行のベストシーズンは観光なら4~10月、スキー目的なら11~3月。 |
みどころ(観光地情報)|★=世界遺産|写真はクリックすると拡大されます
ソフィア
バルカン半島の中心に位置するソフィアは、古代にはアドリア海、中央ヨーロッパ、黒海、エーゲ海を結ぶ重要な交易路上にあり、かつてはセルディカ(またはサルディカ)と呼ばれていたトラキア人の集落でした。ヨーロッパ最古の都市の一つで、7千年以上に及ぶ歴史の痕跡は、今日でもその一部を街中で見ることができます。
ボヤナ教会★
ソフィア郊外に建つブルガリア正教会の教会で、創建は10世紀後半~11世紀初頭ですが増築・拡張され、現存する形が完成したのは19世紀半ばと言われています。13世紀のフレスコ画が有名で、東欧中世美術の中でも最も保存状態の良いものといわれています。1979年には、ユネスコの世界遺産に登録されました。
リラの僧院★
首都ソフィアから117km、リラ山脈の北西部、深い森と谷の中にたたずむブルガリア最大で最も有名な10世紀に建造されたブルガリア正教会の修道院です。
1983年には、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
附属の博物館には、「ラファエルの十字架」と呼ばれる木製の十字架があり、縦81cm・横43cmの十字架に104の宗教的場面と650の人物を細密が細密に彫り込まれています。製作者の僧ラファエルは、この芸術作品を作るのに12年を要し、完成時にはついに視力を失ってしまったといわれています。
プロヴディフ
ソフィアから南東へ約125Km、トラキア平原のほぼ真ん中、山脈に囲まれた、人口約38万を擁するブルガリア第2の都市です。町の歴史はとても古く、紀元前19世紀のトラキア人の入植にはじまり、ローマ帝国他様々な勢力の支配を受け、古代の劇場、中世の壁や塔、美しい家々など、街のところどころに今なお当時の面影の残る街です。
バチコヴォ僧院
11世紀創建のブルガリアで2番目に大きな修道院で、東欧のオーソドックスな修道院としては一番古く、ビザンツ、グルジア、ブルガリアの混合文化が特徴的なことで知られています。
中心的となる聖母就寝教会には1311年に銀メッキが施された、奇跡を起こす力があると信じられている聖母のイコンがあります。現在も男子修道院として機能していると同時に、その独特の建築様式、芸術性などが高く評価され、リラの僧院に次ぐ優れた僧院としてユネスコの管理下にあります。
コプリフシティツァ
ブルガリアで一番初めに「美術館都市」と宣言した町です。
交通の要所にあるため、古くから商業が栄え、19世紀に、当時の人々が競って美しく建てた様々な建築様式の家々が今でもそのまま残っており、そのうちの6軒が保存され、公開されています。
スタロセロ・トラキア遺跡
紀元前5世紀頃のトラキア時代の文化遺跡群で、神殿と思われる建物を始め、分散された幾つかの小型遺跡から成り立ち、冥界を往復したとされるギリシャ詩人オルペウスを信仰していたと推定されています。周辺にはワイナリーも多くあります。
ヒサール(ヒサーリャ)
3世紀後半に造られたローマ時代の要塞都市で、高さ約11mの城壁に囲まれ、城壁内には温泉を利用した約2,000平方mの公共浴場や古代円形劇場、らくだの門と呼ばれる高さ13mの門などが保存されています。またこの街には、22の温泉源があります。
トロヤン僧院
聖母の昇天を祝う聖地トロヤン僧院は、リラ・バチコヴォに次いでブルガリアで第3の規模を誇る僧院です。
伝説によれば5世紀以前に建設されたともいわれておりますが、繁栄を極めたのは時を経た17世紀頃。僧院に残る最古の教会の名残は今や石の玉座のみになっています。3つの銀の手を持つ聖母のイコンは、ブルガリアの正教会の聖なるシンボルとしてあがめられています。
カザンラク(★トラキア人の墓)
バラの谷の東端に位置するローズオイル産地の中心地です。6月の最初の週に開かれるバラ祭りでは、舞踏など毎日違った行事が行われ、多くの観光客で賑わっています。このバラ祭りは1903年から行われており100年以上の伝統があります。トラキア人の墓は、レンガ造りの丸天井型地下墳墓で、その歴史は紀元前4世紀にまで遡ります。
回廊や埋葬室は、葬儀の宴でのトラキア人夫婦を描いた壁画で飾られており、ヘレニズム時代のブルガリア美術のなかで、最も保存状態の良い傑作といわれています。1979年にはユネスコの世界遺産にも登録されました。
トリャヴナ
トリャヴナ川渓谷の中にあり、織物産業と民族復興時代の典型的な建築で知られ、140の文化的遺産、博物館、展示施設があります。当時、町では工芸が大きく発達し、家々はそれぞれ独自のデザインで建築されました。地上階は特殊な形をしており、工芸職人と交易商人が居住し、上階は木製の張り出し窓を持っており、屋根は整形された石によって覆われています。トリャヴナで最も人が訪れる博物館のひとつが、1808年に建てられたダスカロフハウスで、美しい天井装飾、有名な木彫りの太陽を目にできるとともに、この家は木工製品とイコンの博物館になっています。
ヴェリコ・タルノヴォ
ヤントラ川沿いに広がる5千年を超える歴史をもつブルガリア最古の街の一つです。12世紀~14世紀にかけ、ブルガリア帝国の首都として政治、経済、文化、宗教の最重要拠点となり、第3のローマとも称されました。大相撲力士、琴欧州の出身地でもあります。
アルバナシ
17・18世紀に、豪商や富豪の建てた民族復興様式の邸宅が多いことで知られる小さな村です。他の村にくらべて税制上の特権を受けていたので、有利な条件で商売ができ、美しい屋敷を建てることができたおかげで、中世からの屋敷が80ほどあり、その内36は国の文化財に指定されています。
とりわけ美しいといわれているのが、オスマントルコ帝国時代のヴェリコ・タルノヴォ総督の親戚女性の旧家のコンスタンツァリエフ・ハウス。
最古の教会はキリスト生誕教会で、内部は質素な外観からは想像つかないような美しいイコンと壁画が埋め尽くされています。
イヴァノヴォ岩窟教会★
ルセの南、ルセンスキ・ロム川沿いにそびえる岩だらけの堤を刳り貫いて作られた聖堂、修道院などの建造物群です。この地方の洞窟群には、1320年代以降17世紀まで、修道士たちが住むようになっており、彼らは僧房、教会群、礼拝堂などを硬い岩から切り出し、修道院建造物群はおよそ40、その周りに他の宗教施設用地が300ほどあったものの、そのほとんどは現存していません。
聖母教会に残る14世紀の壁画は有名で、中世ブルガリア美術の傑作として評価されています。これら教会群は1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ルセ
ブルガリアの北の国境であるドナウ川に面し、対岸はルーマニアの都市ジュルジュです。ローマ帝国時代には要塞都市、オスマン帝国時代には商工業都市として繁栄しました。19世紀にはブルガリア初の列車が開通し近代化し、西欧的な雰囲気が漂う街です。
マダラの騎士像★
ブルガリア北東部シューメンの東、マダラ高原の高さ100mの断崖の、周りに足場のない地上から23m付近に刻まれた縦2.5 m、横3 mという中世初期の巨大なレリーフです。制作方法等は未解明です。
このレリーフは710年頃に描かれ、騎士は当時のこの地の支配者テルヴェル自身で、現在のブルガリア人に連なる土着のスラブ人たちとまじわったブルガール人たちの遺跡であると推測されていますが、騎士像の周りに中世ギリシャ語で記されている断片的な碑文からは、もう少し時代を下らせる見解があるほか、古代トラキア人に結び付けて、トラキア人の神を描いたとする仮説や、聖ゲオルギウスを描いたものだとする説などもあります。1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ネセバル★
3千年紀を超える長い歴史をもつ古代都市です。細長い人工の地峡によって大陸部とつながった半島(かつては完全な島でした)の上に築かれ、その地形ゆえに多くの異なる文明による征服から逃れてきました。その豊富な歴史的建造物の存在により、ネセバルは1983年に世界遺産に登録されました。現在では黒海沿岸で最も有名な観光地・リゾート地となっています。
ブルガリアを含むツアー例
下記は一例です。このままでご旅行いただくもよし、様々なアレンジを加えて、あなただけのオリジナルなブルガリアツアーにすることも可能です。
ブルガリアとルーマニア ハイライト 9日間
スラブ系のブルガリアとラテン系のルーマニア。同じ東欧でも趣の異なる2カ国にハイライトを一度で巡ります。空港到着から出発まで現地ガイドが同行かつ専用車でのご移動なので、安心・快適!
ブルガリア ヨーグルト祭りと6つの世界遺産 10日間
ブルガリアといえばやっぱりヨーグルト!7月下旬には「ヨーグルト祭り」が開催されます。この祭りでは、伝統的なヨーグルトが食せるだけでなく、民族舞踊等のアトラクションも披露されます。その他の観光も充実!ブルガリアの魂リラの僧院など6つの世界遺産を訪れます。
ブルガリア エステ&世界遺産めぐり 9日間
ローズオイルの産地として知られているブルガリア。実はアイスランドに次いで世界で2番目に温泉の多い国でもあります(約600)。そんなブルガリアではエステも盛ん。ローズオイルを使ったマッサージやバスタイムは勿論のこと、チョコレートマッサージやハチミツマッサージなどもあります。スパホテルに滞在して、これら … 続きを読む
(注:地名表記等については、弊社の政治的見解によるものではありません。)
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ブルガリア観光地情報
★=世界遺産
- ソフィア
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東欧 各国情報
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