日本での旅行ガイドブックといえば、やっぱり「地球の歩き方」でしょうか。弊社は「中欧」編と「クロアチア・スロヴェニア」編の2巻に広告を掲載しています。
先ごろ、「中欧」編の最新刊2019-20年版が発売されましたが、結構中身が変わっていますので、旧ユーゴ+アルバニアに関して、そのいくつかをあげてみたいと思います。全体的に、よりグラフィカルな感じになったと思います。ちなみに表紙はボスニアのモスタルですよ~
折込地図が、見開き地図になった!
個人的には、地域を俯瞰できる折込地図は大まかなルートイメージを考える際に便利だったので、これは結構使いにくいです・・・。
世界遺産リストが追加された!
昨今、世界遺産めぐりのお問い合わせが増えているので、これはこれで便利だが、逆にそれにこだわるあまり、世界遺産でなくても優れた場所がスルーされがちなのはもったいないと思います。
「歩き方」という名称よろしく、全体として地図やアクセスに関する記述が増えた!
町から観光地へのアクセスだけでなく、都市AからBへのバスの時刻まで結構細かく書いてあるのには驚き!アルバニアのバスとか良く調べたな~^^;これまで載っていなかったが昨年5泊したビトラの地図があらたに2種類掲載されているのにはちょっと笑ってしまいました。
細かいことをいうと、ページの左右のスペースが増えて、本文スペースが圧縮されています。
各国ごとの歴史ページが一切無くなり、代わりに(?)地域としての歴史を書いたページが増えた!
私たちの主要取扱地域は、世界史でみたらマイナーな国が多く、これまでのコンパクトにまとまった各国毎の歴史は結構好きで訪問する際は必ず読んでいたので、それがなくなってしまったのは残念。ただ逆に、新しいものは、地域としてのつながり・関連性はより分かるようにはなっているので、欲を言えば両方ほしい。ただ、文章に出てきているものと地図がリンクしていないとか改訂の余地は多々見受けられます・・・。
モンテネグロのロヴチェンが追加された!
手前味噌ですが、日本のガイドブックや旅行会社では、わが社や日本橋トラベラーズさんくらいしか書いていなかったと思うので、ついに追加されたか~というところ。べラットも昔は似たような感じで、世界遺産になって行く日本人旅行者が増えたように感じるので、ロヴチェンのガイドブック掲載を機に、モンテネグロのお問い合わせが増えることを期待^^
アルバニアの掲載箇所:ティラナ市内の観光所が増えるも、ドゥラスが消えた!
ティラナは、首都にしては観光箇所が少ないといわれがちですが、よーく見ればそんなことは無く。ついにバンカーアートなどが掲載されました。昔のトーチカ等を博物館に転用したもので、アルバニアならでは。なかなか面白いですよ。
が!ドゥラスがなくなっていた事は、最新刊の変更点で一番の驚き!モザイク画の残る円形劇場跡や城壁跡などからは、対岸がローマ帝国であったことを偲ばせ、地域性を感じられる町ですし、内陸部とは違った開放的なところがあってシーフードも美味しいのに・・・。たしかに世界遺産は無いので、このおかげで日本人旅行者はドゥラスに行かなくなったらもったいないと思います。
スロヴェニアからピランやボーヒン湖がなくり、クロアチアでアドリア海の島巡りが増えた!
この2国は2国だけで「クロアチア・スロヴェニア」編が発行されており、なくなってしまった情報はきっとそちらではカバーされていると思うので、まあセーフ?