今回の旅の目的のひとつが、ブルガリアのスパリゾートに泊まること。
向かったのは、古代ローマ時代から温泉地として知られるヒサーリャ(Hisarya)です。
ローマ時代から続く温泉の町
ブルガリアは実は温泉大国。国内には数百もの温泉源があり、ヒサーリャもその代表格のひとつです。
町の中心には温泉水を汲める飲泉場があり、地元の方々がペットボトルを手に次々と訪れていました。私も試しに一口。ほんのり温かく、ミネラルの優しい味わいで、意外とすっきりとした飲みやすさでした。

サナ・スパ・ホテルでの滞在
宿泊したのは、町のシンボル・ラクダの門の近くにあるサナ・スパ・ホテル(Sana Spa Hotel)。
外観は少しレトロな印象ですが、中に入るとしっかりリノベーションされており、とても清潔で快適。
ロビーや客室設備も整っていて、リゾート感があります。館内にはビリヤード台もあり、1時間10レフ(約1,000円)ほどでプレイ可能。のんびり遊ぶのも楽しい時間です。

ホテルのスパエリアには、スチームサウナ、ドライサウナ、ソルトサウナなどがそろい、ひもを引っ張って頭上のバケツをひっくり返して冷水を浴びるブースや、岩盤浴のように座るとじんわり温かいベンチもあり、ととのいます。
温泉プールは、湯温はおおよそ30度くらい。日本の温泉のように熱々ではなく、長くゆったり浸かれる「スパ」という感覚です。プールなので泳いでもOKですし、サウナの後につかってほてりを取るのもGood。プールサイドのビーチベッドも自由に利用できます。
これらの共同設備は基本的に宿泊料金に含まれているので、安心して利用できますね。お部屋からスパ間であれば、客室備え付けのバスローブでの移動もOKですが、ビーチサンダルはないので持参を推奨。忘れた場合はフロントで借りることもできるそうです。

ハニーマッサージでデトックス体験
せっかくなので、ハニーマッサージも体験してみました。背中にマッサージオイル代わりにハチミツを垂らして伸ばしていきます。試しに舐めてみたのですが、施術用に薄めたはちみつではなく、普通の濃厚な甘~いはちみつでした。そんな甘い香りに包まれながら、背中全体をまんべんなくたたき&もみマッサージ。リンパを流しアンチセルライトやデトックス効果があるとのこと。最後には蒸しタイルでやさしく温めてふき取ってくれるので、「はちみつを使うのでベタベタしそう…」というのは杞憂で、施術後はお肌がつるつるになり、体の中まで軽くなったようなとても心地よい気分でした。15分で40レフ(約4,000円)なので、試してみる価値大!
レストランでの夕食
館内のレストラン「ヴィノポリス」は、見た目の雰囲気から想像するよりも意外とリーズナブル。
ブルガリアの他のレストランに比べるとボリュームは控えめですが、逆に日本人にはちょうど良い分量かもしれませんね。地元産のワインと一緒にゆっくり楽しめました。街中にレストランは多くはないので、スパにつかってホテルのレストランでゆっくり…というのがおすすめかなと思います。

のんびり過ごす癒しの時間
観光地化しすぎていない静かな町ヒサーリャ。
温泉水を飲んだり、ゆる湯に浸かったり、心と体のリラックスにはぴったりの場所です。
ブルガリアの「癒しの時間」を存分に味わうことができました。