今回の視察の目的の1つ、黒海沿岸。ブルガリアは日本の約3分の1の国土を持ち、首都のソフィアやリラの僧院は西にあるので、限られた日数の旅では、あまり東の黒海側に来ることは少ないです。ならば実際行ってみようと、ブルガス、ネセバル、ヴァルナの3都市をみてきました。
ネセバル:世界遺産
世界遺産の古代都市ネセバル。旧市街はどこをとっても絵になります。オフシーズンで教会やお店が閉まっていたのは残念ですが、その分観光客も少なく、渋~い街並みをのんびり歩くにはかえって良いかも。ビーチ沿いのホテルもリーズナブルですし(笑)
昔、業界のお偉いさんが、「第2のドブロブニク」等と言っていまして、単純比較は出来ないけれど、人によっては(特に渋好みの方には)たしかにドブロブニクより刺さると思いました。

ネセバルのホテルやレストラン
宿泊は、ネセバルサウスビーチ沿いのアフロディーテビーチホテル。設備は整っていて快適です。お部屋にはウェルカムワインのミニボトルもありました。プールや黒海はさすがに入るには水温が低すぎましたが、黒海ビューや朝日が美しかったです。旧市街までは徒歩20分くらいで、浜辺を通ってもいけるので、雰囲気も良いですよ。もちろんフロントでタクシーを頼むこともできます。

夕食は、ホテルから徒歩5分のレストラン「イワノフ」。やっぱりシーフードということで、カラマリ(イカのフライ)とガーリックシュリンプや、自家製パンとワインをオーダー。ベタですが美味しかったです。そしてチーズとチョコレートのホームメイドケーキが絶品でした!

ヴァルナ
ヴァルナは首都ソフィアやプロヴディフに次ぐブルガリアで3番目に大きな都市で、「夏の首都」などと呼ばれたりもします。その名の通り、黒海沿いに広い海浜公園と遊歩道があり、レストランやカフェも多くあります。
しかしながら今回はオフシーズンでしたので、それらよりは歴史・文化的箇所を訪問。街の中心にある考古学博物館の展示が、順路に沿って年代順に並べられており、分かりやすく内容も多すぎず少な過ぎずで素晴らしかったです。近郊にはアラジャ岩窟修道院や、ソ連友好記念の巨大モニュメントなど、いろいろな見どころもあります。

ヴァルナのホテルやレストラン
駐車場無料の宿が良かったので、ディオニスホテルに宿泊。設備は価格なりに最小限ですが、不自由はなく過ごせました。駅にも近いので、電車・バス利用の際には選択肢になるかもしれません。
夕食は考古学博物館向かいのビアハウスHALBATA。世界各地のビールがたくさんそろっていて、雰囲気も良し。白身魚のグリル・ヘーゼルナッツソ―スやチーズフライをいただきましたが、なかなか美味でした。

ブルガス
イスタンブールへのバスが出るなど、交通の要所として、商工業が発達している街で、前述の2つほど観光的ではないですが、ホテルやお店は中心部にきゅっとまとまっているので、足がない時はここを拠点にしてネセバルや同じく旧市街が魅力的なソボポルに日帰りで行くというのもありかもしれません。
