前回記事では、主に私の受けた印象・思うことなどをつらつら書きましたので、今回はそこに入らなかったネタをご紹介します。
アルバニア人伝統の白い帽子・プリス
フェルト生地のように見えますが主に羊の毛から作られていて、夏は涼しく冬は暖かいそう。
地方ごとに上部の形が異なり、丸いものは北部アルバニアやコソボ、平らなのはティラナなどの中部アルバニア、角のようなものが生えているのは南部アルバニアのもので、アイデンティティを表しているそうです。被るのは男性のみで、最近では主に独立記念日やウェディングなどイベント時にかぶることが多いそうです。
よくある姓 コソボ・アルバニア(・モンテネグロ)
ガイドさんいわく、1位はケルメンディ。リオ五輪柔道金メダリストもケルメンディ姓ですね。2位はルゴヴァ。コソボ初代大統領がイブラヒム・ルゴヴァですよね。なるほど。
飛びますが、スラブ系で良くある「なんとかヴィッチ」(ストイコヴィッチとか)のヴィッチは、もちろん英語のbitchでなく、vić⇒「~の(息)子」、「son of ~」的な意味ですよ^^;
アルバニアの英雄スカンデルベグ(Skanderbeg)の名前について
本名はジョージ・カストリオティ(Gjergi Kastrioti)。ガイドさんいわく、Skanderはニックネームで、Begは将軍的な、高官を表すそうです。39戦中負けは1つのみで、ヤギの帽子はアレクサンダー大王のシンボルで強さを表しているそうです。
「ホジャ(Hoxa)」の意味
ホジャとは、イスラムの指導者的存在・家系を指すそうで、≒ホジッチとのこと。エンベル・ホジャもハリルホジッチ元日本代表監督も、そういう意味だったのですね~。
そういえば、ティラナのホジャのピラミッドの外観がだいぶきれいになっていました。
Gomisteri=ゴミ捨てり!?
街中を車で走っていると、しばしば目にするこの文字。「LAVAZZAR」というのも良く目にして、こちらはラテン語系から推測して洗車だと分かったのですが、Gomisteriは一体…!?と思ってガイドさんに尋ねると、Gomi=タイヤ+steri=リペアで、タイヤの修理のことだそうです。お礼に日本語での意味を教えたら笑って、さっそくとなりの運転手さんにも話してました^^;インプット⇒アウトプット早っ(笑)!