今年度参加している旅行産業経営塾のご縁で、九州の壱岐という島へ行ってきました。正直なところ、「壱岐・対馬」と名前は聞くけど特にパッとイメージが浮かんでいませんでした。
島旅というと時間・移動費・体力が必要そう…と思うかもしれませんが、その心配はご無用。日本一市街地に近くアクセスも便利な博多空港から車で10分程度のところにある博多港からフェリーで2時間強、高速船だと約1時間であっというまに国境の島・壱岐の郷ノ浦港に到着です。揺れもほとんど気にならず、船酔いの心配もなかったです。
郷ノ浦港のターミナル内にある観光案内所で電動自転車を借りました。4時間で@1,000円なので、人数が多いときにはレンタカーの方が安上がりではありますが、空気感を感じながらゆっくりとローカル目線で巡るには自転車の方が良いと思います。
まずは昼食@みうらや。うにが名産とのことですが、旬が初夏からでこの時期はないとのこと。うにめし(炊き込みご飯)の昼食をいただきました。ほんのり甘くてほかほかで美味しい~サザエのつぼ焼きがとても大きくてびっくり!
最初に向かったのは、壱岐最高峰の岳の辻展望台!といっても、標高213mで港から約4kmだし、そんなに大変じゃないだろう~と思っていたら、予想外に坂が続き、さっそく電動自転車のありがたみを感じました(苦笑)。上り坂を平地と同じ感覚でこいでも登っていってくれるので助かります。展望台は、一見屋根に見えるところの上にも登れ、さっき来た港の方までよく見えました。
島の下半分周回コースを考えていたので、次のストップは原の辻遺跡。魏志倭人伝の中で、「一支国(いきこく)」の王都に特定された弥生時代の集落遺跡で、高床式倉庫や儀式用の場、見張りやぐらなどが復元されています。遺跡から出土した人面石は、島のゆるきゃらにもなっていますよ。日本で弥生時代の遺跡として特別史跡に指定されているのは、ここの他には、登呂遺跡と吉野ヶ里遺跡の2箇所だけだそうです!
お次は日本のモン・サン・ミシェル!?小島神社です。潮の満ち引きによって砂洲が現れたり沈んだり・・・訪れたのは午後3時頃でばっちり渡れる状態だったので、行ってみましたよ~。オーストラリアから来たという中国人夫婦にも出会いました。商売繁盛・恋愛成就・金運アップなどなど、ここだけでなく壱岐の神社は色々なものを祀ってけっこう欲張りなところが多かったような・・・(笑)。繁華街の真ん中にある塞神社は驚きのモノが祀られていましたしね~(苦笑)
すごく歴史の古い由緒ある神社もありますよ。
月読神社は、日本神話でイザナギの子供の三貴神のうちの一人・月読命(つくよみ)を祀る神社で、天照大神(あまてらすおおみかみ)や須佐之男命(すさのお)の兄弟といわれています。その名の通り、境内や内部の装飾には月をかたどった模様があちこちに・・・。それもそのはず、ここ壱岐の月読神社は、全国の月読神社の元宮だそうです!知らなかった~
昔の集落のお墓といえば古墳。島には数多くの古墳があり、そのうちのいくつかは中に入ることも出来ます。人感センサーで明かりもつくのでご安心を。写真の掛木古墳は、奥の玄室に石棺が置かれており、とても貴重なものだそうです。
後から来るグループとの合流予定だったので、これで港へ戻りますが、ちょうど4時間ぴったりで約36kmの走行でした。平坦な島とはいえ案外アップダウンがあったので、電動自転車ありがたし!でした。
宿泊が郷ノ浦港すぐ前の壱岐ビューホテル。上階の大浴場からは海がきれいに見えます。
この晩は賀詞交歓会が行われました。麦焼酎発祥の島といわれる壱岐。乾杯条例なるものがあって、まずはじめは島に7つある蔵の焼酎を混ぜ合わせたものを、その7つの蔵の名が入っているグラスに入れて乾杯するとのこと。
島では昔は日本酒も作っていたそう。その日本酒をまた造ろうと尽力されている横山氏のお話を聞かせていただけたので、彼の造る日本酒「横山五十」をさっそく飲んでみました。これが日本酒!?まるでワインみたいで良い意味で驚きでした!
まぐろとぶりの解体ショーも楽しめました。なかおちをスプーンでこそげおとして食べるのは最高においしくて幸せでしたよ~^^♪
翌日の午前中は、猿岩や太平洋戦争時の黒崎砲台跡、勝本の朝市などを見て廻りました。朝市そばの下條果実店では、売り物にはならないような果物を使ってジャムを作っており、定番のいちごやみかんだけでなく、柿やパイナップルなどなど、この時はなんと11種類もありました。
島内では古民家を改装して民泊なりシェアオフィスなりと有効活用しようという動きがあるようで、昨日は古代の歴史が多かったですが、それだけではなく色々な楽しみが出来ますね。
壱岐牛のランチを頂いたあとは、壱岐の蔵酒造さんの見学へ。酵母を入れて発酵中の樽に顔を近づけてみると、ある一定より下になるとガスが充満しているため急に空気が変わり、のけぞります!鼻が痛いくらい!万が一人が落ちたら即気絶してしまうため、このように格子状の柵をつけて転落防止をしているそうです。
この蔵ではシェリー樽を使った熟成もさせており、お酒の色の違いも楽しめます(とはいえ、酒造免許の関係で一定の濃さ以上は造らないそう)。
島なのでもちろんビーチもありますよ!ここではウッドデッキ上でグランピングが楽しめます。波の音を聴きながらのんびり・・・夜は満天の星空の下・・・素敵ですね!
ダイビングもでき、ご覧の通りビーチエントリーですぐ近くなので、とってもラク!スノーケルやその他のマリンアクティビティ、うに割り体験やBBQなど色々な楽しみ方が出来ますよ♪
海外だけでなく、こんなところもアレンジできますので、気になった方はご連絡下さい♪