この街を訪れたかった理由は、やはりここが東欧の民主化運動の始まりですし、ポーランドの歴史の中でも特別な意味を持つ街だからです。「ダンツィヒ」のドイツ名で何度も本の中にも出てきますし。
まず最初に訪れたのは、今回のテーマ「ドイツ第三帝国・第二次世界大戦(WW2)」にベストマッチなヴェステルプラッテ。
沿岸に残るコンクリートの建物には、砲弾で破壊された跡が生々しく残っています。バルカンにも銃痕の残る建物は多く、正直にいうとそれなりに見慣れてしまってはいるのですが、砲弾の破壊力はやはり凄まじい…。
その先に進むと小高い丘の上には、記念碑が建っていますが、上にはぐるぐるっと時計回りに登るような道筋になっているので、見た目以上に案外時間がかかります。Uberを待たせていたので、駆け足で行って帰ってくるだけでも10分くらいはかかりました。
お次はWW2博物館。オーディオガイド(英語)を借りて見学しましたが、基本的に年代順になっている展示室が20近くあり、3時間でもまだ足りないくらい…!展示内容はその名の通りWW2を網羅するで、ドイツの降伏で終わらずに、日本のポツダム宣言受諾、そして冷戦も含めたもので、ポーランドにある博物館ではありながら中立的な視点で、非常に分かりやすいし、優れていると思いました。ここを最初に訪れることで、WW2の大きな流れがつかめるので、その後の見学にも役に立つと思います。
夕方の電車を予約していたので、少々駆け足観光…。連帯記念碑に立ち寄りましたが、時間の関係で博物館は断念!
旧市街はお散歩するのにちょうど良い大きさで、中心の広場には港町らしくネプチューンの噴水があります。その1本裏通りには琥珀ショップが並んでいて、同じくバルト海つながりで琥珀が有名なサンクトペテルブルグを思い出してみたり。今はロシアとポーランドという別々の国ですが、琥珀1つをとってみても、色々と歴史に思いをめぐらせることができますよね。
シンボリックな木造クレーンは、旧市街側より対岸からの方が写真を撮るにはベターですよ♪
ハンザ同盟の街ですし、他のポーランドの町とは少し異なる印象の街です。
グダンスク中央駅前には、ショッピングモールがありスーパーも入っていますし、OrangeがあるのでSIMカードも買えます。
驚いたのは東京もびっくりなほどの、1つのプラットホームに対する発着列車の過密度!掲示板で乗る列車のホームを探すも、どの列車も1番線…。OK、ホームに行けば、その中で前中後とか、更に詳しい案内があるかな?とか思ったのですがそれもなく、本当に全ての列車が1番線発着…! 3分おきに来るのはまだ良いとしても、行き先が正反対な列車がその感覚で同じホームに発着するって、よく正面衝突起きないなあ~と^^;
宿泊は旧市街と駅の間にあるホテルヴォルネミアスト。3つ星ホテルではありますが、クラシックで趣のあるホテルで、お部屋はバスタブ付でした。周辺には雰囲気も良くて美味しいレストランその名もずはり「グダンスク」や、スーパー等もあり便利ですよ。