デベド渓谷沿いの鉱山の町アラベルディ。
周辺には、アルメニア史上において、最も美しく壮麗な修道院の一つに数えられている、聖ニシャンによって10世紀に創設されたハフパット修道院があります。アルメニア国内にある聖十字架の中でも、ここハフパットのメナプルチキという聖十字架が最も有名で、「ウラルトゥ王国ハフパットの聖十字架」とも呼ばれるこの修道院には、最盛期に500人ほどの学僧が集まっており、近くにあるサナイン修道院とともに、アルメニア教会の中心的な役割を果たしたこの修道院は、1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。
アラベルディは旧ソ連の戦闘機ミグの生みの親アルチョーム・ミコヤンの出身地で、サナヒン修道院の近くにはミコヤン博物館があります。