カウシェニ教会 Causeni
この日もモルドバ南東方面へ向かいます。途中、1時間強走ったところで、カウシェニの町に付きます。ここには地下に半分埋まっている教会があり、内部のフレスコ画が見事なのですが、現在修復中のため、フェンスで覆われていて中に入ることは出来ません。外観は見ることができ、修復の案内板には、内部の写真も掲載されています。この案内板によると、完成予定は2021年1月だそうです。
エトチェトラ・ワイナリー Et Cetera
カウシェニからさらに1時間弱で、ファミリー経営のワイナリーに到着。オーナー自らが案内をしてくれながら試飲を楽しむということで、いきなりワイングラスを持ってのスタートです。
オーナーが発酵中のタンクから各自のグラスに注いでくれます。タンクに入れた日付とブドウの銘柄が書かれており、まずは2週間前の白ワインをお試し。まだ熟成されていないので、どぶろくのように白色をしている反面、味は既に驚くほどマイルドで、これが2週間前とはびっくりです。
ジョージアのブドウ・サペラヴィの赤も同じく2週間前なのに、すでにティア(ワイングラスを回して上から流れ落ちるワインの筋)も美しく、しっかりした味わい。
この日はこのワイナリーでランチ。暖かければワイン畑にテーブルを出しての食事も可能ですが、このときは既に葉も散り始めていて寒かったので、屋内のレストランでいただきました。見学中にも既に何杯も試飲をさせていただいています(加えて量が日本の試飲より多い)が、お食事に合わせても様々なワインを提供してくれ、ゆったり2時間かけてランチをいただきました。
レストランだけでなくコテージもあります。全8室の各部屋にはそれぞれぶどうの名前が付いています(シャワーのみ)。コテージはレストランとは別棟なのでプライベート感満載!wifiや屋外プールも利用できます。
訪問する時期によっても異なる楽しみ方ができるのが、このワイナリーの良さでもあると思いました。
シャトー・プルカリ Purcari
最後の訪問地はシャトー・プルカリ。
看板ブランドのワイン・ネグロデプルカリは、パリのワインコンクールでボルドー産ワインを凌いで金メダルを受賞したこともあり、イギリス王室ご用達でもあります。
ワイナリーの創業は1827年と歴史も古く、伝統を受け継いで守っている感じがどことなくイギリスに似た雰囲気もします。ここでも収穫されたブドウを分けるところから発酵~ボトリング~梱包までの一連の流れを見学することが出来ます。
ラボラトリーと呼ばれている部屋では、研究員さんたちが熱心に自分たちのワインについて議論をしている様子も見られました。
セラーは、修道僧が作ったものといわれているそうで、そのために、セラーの形は平面図で見ると十字の形になっているそう。現在見学できるのは、十字の縦の部分のみですが、なるほどたしかに左右の同じところに横にも坑道が繋がっています。
クラシックな内装のレストランで白・上述のネグロデプリカリを含む赤x3・デザートワインの5種類の試飲をさせて頂きました。テイスティングリストも用意されており、ビンテージやアルコール度数・糖度などがすぐ分かるようになっています。ネグロデプルカリはさすがのクオリティですが、他のワインも時間によって開き方が変わってきていたので、もう少し時間をかけて楽しみたいところでしたが、ホテルのチェックがあるので、名残惜しいながらも上階へ。
スタンダートルーム8室・VIPルーム2室あり、いずれもシックな感じのお部屋でシャワーのみ、すべてダブルベッドなのが日本人にとっては要注意かもしれません。ベッドを分けることは出来ないので、必要な方はエキストラベッド対応となります。
そしてもっとエキゾチックな部屋があるというのですが…なんと屋上にワイン樽を模したモジュールを設置して、その中をベッドとシャワールームにしてしまっていました(笑)!大きな窓からはワイン畑が見渡せ、ラブラブカップルなら満天の星の下で、もう完全に二人だけの世界ですよ^^♪
ディナー@レストラン ラ・タイファス La Taifas
キシナウ中心部にあるモルドバ料理のお店で、お店に入るとワインとクルミをトレイに載せてサービスしてくれますが、これはモルドバの伝統的な作法との事。店内の雰囲気もほんわかと懐かしい感じで、わりとリーズナブルな価格でモルドバの伝統料理が楽しめます。
ブリストルセントラルパークホテル Bristol Central Park Hotel
最後の1泊は、キシナウ中心部・ラディソンブルーホテルの向かいにある4つ星のブリストル・ホテル。広めの部屋でバスタブ付、アメニティも充実していてエレベーターもあるので、日本人旅行者にはおすすめです。朝食ブッフェにはスパークリングワインもありました。
6日目:2017年11月04日
チェックアウトをしてキシナウ空港へ。空港の手前に大型スーパーがあるので、もし時間が余るようだったら、ここでお土産を買うのもおすすめです。チェックインはスムーズに済み、今度はアエロフロートロシア航空利用で、ロシアへと戻りました。