感謝のキャンドル展望台
キシナウから北へ約2時間走ると、ソロカの街の入口のモニュメントが見えてきます。その近くのガソリンスタンドでWC休憩。モルドバのガソリンスタンドは、たいていどこでもwifiが無料で使えて、これが案外便利!ただ、WCの数は少ないので、個人旅行者向けではあります。
さらに少し進み最初の見学地に到着。647段の階段を登って丘の上の展望台を目指します!とはいっても、1段1段が低めなので、思ったよりもラクに登れましたが、それでもしんどい~という方は、別ルートで車で上がってくることも出来ますのでご安心を。
展望台からはドニエストル川が見渡せ気分爽快。川の反対側はウクライナとの事で、地元民用の小さな渡し舟には、ウクライナとモルドバの国旗が付いているのが見えます。ただこの渡し小船、モルドバ人でさえ違う町に住んでいる人は乗れないそうで、船着場からさらに15分程度先にある橋まで行かなければならないそうです。また、丘の上には感謝のキャンドルと呼ばれる円錐形の建物があり、内部はチャペルになっています。
ソロカ、アンディズピザ
ソロカの街の一番の見どころは、キレイな円形の城塞跡でとてもフォトジェニック!城壁や塔の内部にも登れます。最上部の塔の窓を通してみるドニエストル川と街の風景は、絵になりますよ~。
他方、川側でなく反対の丘の上の方には一見、教会・修道院やなにかの公共施設のようにも見えるくらい大きな建物が見られますが、それらはジプシーたちの家で、彼らは大家族だし競ってそのような豪邸を建てるとの事。
ただ、このソロカ城塞、15世紀にステファン大公によって建てられたといわれていますが、規模はそれほど大きくなく、正直なところ、キシナウからこのためだけに2.5時間かけて来るというよりは、他の観光箇所と絡めたり、付近に宿泊した方がベターと思います(川沿いに徒歩10分くらいのところに、小さなルーマニア風木造教会(内部見学は要事前予約)があり、町にはホテルもあります)。また、月・火曜日は休みで、冬場は曜日に関わらず閉まっていることも多く、実際、私たちも管理人さんに電話をしてあけてもらいました。
ランチはAndy’s Pizzaというお店で、サラダとパスタをいただきました。このお店、初日のモルドバ伝統料理の店La Placinteと同じ系列とのことで、実際、2つの店がくっついている店舗もちらほらみかけました。
ティポヴァ
ソロカからキシナウ方面に約1.5時間ほど戻ったところに、ティポヴァの街はあります。ドニエストル川沿いの断崖の岩肌をくり抜いて複数の修道院があり、最も古いものは11~12世紀に作られたといわれています。
駐車場から修道院まで行くには、崖の上に新しく立てられた修道院の奥にある下へ続く階段を下ります。足元はそれなりにごつごつしています。ここも昔は海だったそうで、岩肌には貝殻が見られます。また、岩の裂け目には、エルサレムの嘆きの壁のように願い事を書いた紙が挟まっています。周辺には滝もあり、軽ハイキングにもおススメです。
ラロヴァ Lalova
ティポヴァから約3kmで歩いても来られるラロヴァの村で、ゲストハウスに立ち寄りました。モルドバの伝統家屋は、平屋の中央に玄関があり、左右に部屋があります。大きな家では正面奥にも部屋があるものもあります。訪問したときは外は結構寒かったのですが、室内は冬は暖かく夏は涼しいそうです(各部屋にエアコンはあります)。
オーナーのセルギウさんが建物やプールからお酒まで何から何までご自身で作っており、創作意欲・アイデアが随所に反映されていてとても楽しそう^^♪ セラーでは、何でも好きなものをどうぞ~とのことで、手作りのリキュール(ツイカ)やワインで皆で乾杯させていただきました。
私たちと入れ替えに、予定より1日早く宿泊客が到着するも、快く迎えて食事の支度をする奥様^^ のんびり滞在して、日中は周辺の散策を楽しみ、夜は手作りの美味しいワインとお食事を頂くのもとても良いと思います。
ゼントラムアパートメントホテル
通常、お客様は連泊の場合は同じホテルですが、私たちはチェックのため、ホテルを変えました。今度はエレベーターがあるので、荷物の上げ下げは楽です。通常のツインやダブルの部屋もありますが、私たちの部屋はロフト付で普通のベッド+ソファーベッドで、バスタブはないものの洗濯機やキッチンがあり、ちょっとした食器類もあります。ベッドメイクは毎日してくれたので、その名の通りアパートメントホテルですね。立地もより中心部に近くなった(1.5ブロック、徒歩約10分)ので、長めに滞在する方には良いと思います。
ディナーは、ここ数日食べすぎなので、この日は少々休息日…。