ヤイツェはプリヴァ川とヴルバス川の合流地点にあり、美しい滝で知られており、街から約5kmの郊外にはプリヴァ湖(ブレナ)が広がる風光明媚な街です。 同時に歴史的側面も多く持ち、要塞が丘の上にたつ中世ボスニア王国最後の首都としても知られています。
また、第2次世界大戦終盤の1943年11月21~29日には、このヤイツェにおいて、ユーゴスラビア人民解放反ファシスト会議(AVNOJ)の会合が開かれ、ユーゴスラビア連邦の建国、チトーをその首相とすること、「セルビア人、クロアチア人、スロヴェニア人、マケドニア人、モンテネグロ人、またはセルビア、クロアチア、スロヴェニア、マケドニア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの全ての人民の平等が保障される」ことなど、重要な議決がなされた歴史の舞台でもあります。