西北部にあるボスニア第2の都市であると同時に、スルプスカ共和国の事実上の首都となっています(法的な首都はサラエヴォに隣接するイストチノ・サラエヴォ)。
1930年代にヴルバス州の総督の邸宅として建てられたバンスキ・ドヴォルは、国会やコンサートホール、ギャラリー、国営テレビ局、レストランなどが一緒になっており、スルプスカ共和国の政治、文化の中心として町を象徴する建物でもあります。
1969年10月26・27日のM6.0~6.4の2回の地震によって市街の多くの建物が被害を蒙り再建されました。街では今でもその日時を刻んだ時計を目にできます。
街を流れるヴルバス川の左岸には中世のカステル要塞があり、夏にはコンサートが行われたりもします。街の周辺には森林地帯が広がり、バニ丘やクルパ近くのヴルバス川の滝、ヴルバス川のラフティング、ヴルバス峡谷のハイキングなども楽しめます。
日本でも知られているヤドランカさんのお墓があるのもこの街です。