アドリア海の奥・イストラ半島の付け根にある港町で、ピラン湾やトリエステ湾に面しています。様々な列強の支配を受けたため、街には中世の建築物や文化的な遺産が豊富に残っており、中でも、ヴェネツィア共和国の影響を最も強く受けたため、市庁舎に描かれたヴェネツィア共和国のシンボル「有翼のライオン」や、サンマルコ広場にあるような鐘楼など、ヴェネツィアを彷彿させるものが多くあります。
近隣には約700ヘクタール(東京ドーム15個分くらい)のセチョヴリエ塩田があり、700年以上も前から伝わる伝統的な製法で塩が作られています。このため、ピランは「塩の町」とも呼ばれ、土産物屋では色々な種類の天然の塩が売られており、5月には塩作りのシーズン到来を祝う「塩祭り」が開催されています。