ガムジグラード / フェリクス・ロムリアーナ【世界遺産】

ローマ皇帝ガレリウスの生地の遺跡。

フェリクス・ロムリアーナは、ローマ皇帝ガレリウス・マキシミアヌスの命により、ブルガリアとの国境に近い東セルビアの町ザエチャルの郊外に建てられました。この地に生まれたガレリウスは3世紀から4世紀の間に、自分と母ロムラのために宮殿を建設しました。ロムリアーナは母親の名前から名付けられています。この建築はローマの四分統治(テトラルキア)時代の宮殿建築様式の典型として最も保存状態が良い例です。 遺跡の東西の門を結ぶ大通りが都市の機能を南北に分けていました。北には宮殿と小さな寺院、祭壇など、南には市民のための施設、地下聖堂のある大きな神殿や浴場、宮殿付属建築などがあります。
建築物の壁や床は、人物や幾何学模様を描いたフレスコや漆喰、モザイクで装飾されています。 宮殿の名前は4世紀から6世紀の間に何度か変わりました。4世紀の終わりごろにはロムリアーナ宮殿は廃棄され、ゴート族とフン族の侵入の後はビザンチン帝国の植民地となりました。

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