トロギールは、スプリットの西方約27km、クロアチア本土とチオヴォ島の間の小さな島にある古都です。
古代ギリシャ、古代ローマ、ヴェネツィア共和国など長い被支配の歴史の中で、中欧でももっとも保存状態のよいロマネスク=ゴシック建築群をはじめ、ゴシック、ルネサンス、バロックといったさまざまな時代の建物が保存されています。旧市街は城壁で囲まれ、城、塔、住居、宮殿などが残り、聖ラウレンティウス教会はトロギール最大の建築物であると同時に、クロアチア国内でもっとも顕著なロマネスク=ゴシック様式の建築です。1997年、街は世界遺産に登録されました。