ドブロブニク【世界遺産】

「アドリア海の真珠」ドブロブニクは、クロアチア随一の観光地で、国の最南端の飛び地にあります。街の起源は、ローマ帝国時代またはそれ以前ともいわれ、もともと小島だったところに7世紀に戦争に追われたローマ人が移り住み、ラグーザと呼ぶ要塞都市を造り上げました。 13世紀以降に地中海貿易の拠点として栄え、アドリア海東側では唯一のライバルはヴェネチア共和国だけというほどで、この地の支配国が次々と変わる中でも、都市国家としての自治と自由の精神のもと、その強固な城壁と巧みな外交・富により独立を保ちました。要塞の入り口には「世界中の黄金をもってしても自由は売らず」という街の精神が刻まれています。

1991年6月25日、クロアチアがユーゴスラビアからの独立を宣言すると、ドブロブニクはユーゴスラビア連邦軍勢力によって7ヶ月間包囲され、数千発の砲弾により街の70%が破壊され、ユネスコの危機遺産リストに載せられました。 1995年に紛争が終結し平和が戻ると、市民は直ちに街の再建に取り組みました。屋根瓦も昔と同じ色・形のものを造りましたが、よく見ると色が違うのはそのためです。

城壁は高さ25m、厚さ6mで、城壁内で生活すべてが完結するように、完全な都市計画に基づいて造られています。街の背後のスルジ山から水を引いた噴水からは今も綺麗な水が流れ、上下水道も完備で公衆衛生も見事に整備されています。また早くから種痘を採用し、フランシスコ修道院にある薬局は1317年の創業で、ヨーロッパで3番目に古い薬局といわれます。
夏には45日間にわたりドゥブロヴニクサマーフェスティバルが開催され、コンサートや競技会などが行われます。
宮崎駿監督のジブリ映画「紅の豚」の舞台となった街でもあります。

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