今年のシネマ・ポスト・ユーゴのラストを飾るのは、スロベニアの映画「ママ」。
全90分ですが、ほとんどセリフがないとの事前情報を得ていたので、正直途中で寝てしまわないかとも懸念しましたが、逆にいつ何が起こるかわからないから、画面に集中したり、言葉がない分自分自身でこれは何を言いたいのかな?と考える時間が多いという効果があったように思います。
目は口ほどにものを言うというように、セリフより表情や雰囲気、風景や撮影の仕方などで表現をしているほうが多い感じで、ヒーリングミュージックならぬヒーリング映画のような気がしました。
余談ですが、実際の撮影地は、スロベニア国境を少し越えてイタリア領内だそうですが、自然はやはり心を癒しますよね。