国土のほぼ真ん中、サラエヴォから約2時間のところにある街で、小説「ドリナの橋」でノーベル文学賞を受賞したイヴォ・アンドリッチの出身地、「ボスニア物語」の舞台として知られています。彼は1892年にこの町で生まれ、幼年期を「ドリナの橋」の舞台ヴィシェグラードで育ちました。彼の生家は現在は博物館となっており、後年住んだベオグラードにも博物館や墓があります。
その他にも街にはパステル色の装飾が美しいモスクや丘から街を一望できる14世紀の城塞などがあり、城塞の下を流れるプラヴァヴォダ(「青い水」の意)という美しい渓流があり、川沿いにはお土産屋やレストランが立ち並びます。トラヴニクの羊のチーズは特に有名ですし、ボスニアいち美味しいといわれるチェヴァッピ店もこのトラヴニクにあります。