第2次世界大戦中の1943年1~4月、チトー率いるパルチザンとドイツ軍を筆頭とした枢軸軍が戦闘を交えた「ネレトバの戦い」の舞台の一つです。ネレトヴァ川を背後にした谷間に押し込められ進退窮まっていたパルチザンは、川に架かる唯一の橋を自ら爆破し敵を欺くというチトーの巧みな計略により、圧倒的多数の枢軸軍を出しぬいて壊滅を免れ、最終的な勝利への道を開いたといわれます。
爆破された鉄橋が川に倒れこんでいますが実物ではなく、1969年製作の映画「ネレトヴァの戦い」の撮影時に作られました。周辺には記念碑や博物館もあります。