海岸から少し奥にある人口約1.5万人ほどの小さな町です。しかし、15世紀後半、オスマン帝国が東から押し寄せるも、海岸沿いをヴェネチア共和国が支配していた為、時の権力者ツルノエヴィッチ一族は、その両者のあいだでバランスを保ち、中間のこの山岳領土と一定の自治を維持して、ここツェティニェを首都と定めました。以後1946年迄の約500年、首都であった故、約2kmのメイン通りには、独自の装飾様式に富んだ数々の大使館などが建ち並んでいました。
ツェティニェ修道院には、キリスト教の3つの宝物があります(福音書作家ルカによる聖母マリアのイコン、洗礼者ヨハネの右手、磔刑用十字架の一部)