ダイティ山の麓にあり、人口は約70万人。新石器時代からの居住地域で、ティラナという名前は、ダイティ山の正面にあった古城・ティルカン城からきています。今もなおその城に遺跡は残り続けていて、キリスト誕生の頃から存続しているのではないかと、ビザンチンの歴史学者プロコピウスは語っています。新しくは17世紀にオスマン朝のシュレイマン・パシャによって築かれた街で、交易上の要衝地として発展し、1920年に首都になりました。
そのため、街の景観は様々で、オスマン朝時代の美しい石橋が残っている一方で、共産主義時代の無機質な建物もあるかと思えば、近代的で目が痛いほど実にカラフルな建物があったりもします。