ティラナから西へ約39km、車で約1時間。アルバニア随一の港町で、イタリアなどとのフェリーも就航しています。
伝説によると、この地を治めていた王エピダムノスの名により、紀元前627年に作られた街で、「ドゥラス」とは彼の息子の名前といわれています。紀元前229年以降、ローマによる占領下ではドラキウムと呼ばれ、イタリアとバルカン半島を結び、その奥へと繋がるエグナティア街道の基点となっただけでなく、カエサルとポンペイウスの戦いの舞台となった街でもあります。
街中には、見事なフレスコ画が残る円形劇場や城壁、ふとした一角にも当時を偲ばせる遺跡跡がある一方、海沿いはビーチリゾートとしても賑わっています。