新型コロナウィルスに関する旧ユーゴスラヴィア地域+アルバニアの状況-07/16

旧ユーゴスラヴィア地域+アルバニアの状況アップデートです。
7/16時点で、事前のPCR検査や陰性証明、入国後の隔離措置なしで観光目的で入国できるのは、セルビア、モンテネグロ、コソボ、北マケドニア、アルバニアです(ただし日本帰国後の隔離要請は継続中)。
ただ、あちらでも感染の再拡大により、規制が再発動されてきております。今後の各地の情報アップデートは、主に国境のオープン/クローズに限らせていただきますので、最新の情報は外務省ホームページで確認をお願いいたします。

セルビア

感染者の再増を受け、再び非常事態宣言を発令した自治体(7/9時点で24都市)があり、これらの自治体に対し、5人を超える集まりの禁止,飲食店の営業時間の制限(7時~20時),学校・教育機関における防護策(マスク・手袋の着用,2mの距離の維持)の徹底,学校行事の延期等の、より厳格な措置を導入しました。
ベオグラード市内における外出等規制の厳格化に対し反対デモが発生。外出や集会の人数制限を無視し、現在全土に広がっております。
7/16、セルビア政府は、既にベオグラード市の屋内で課されているマスク着用義務を全国に拡大し、また、屋外で十分な距離を確保できない場所(店の待機列、バスの停留所等)にも適用する等の追加措置を発表しました。

7/15、セルビア政府は新規の感染予防措置を発表しました(いずれも7/17(金)発効)。
(1)屋内のマスク着用義務(ベオグラード市では導入済み)の対象をセルビア全土へ拡大
(2)屋外でも十分な距離を確保できない場所(店の待機列、バスの停留所等)でマスク着用を義務化
(3)それ以外の屋外の場所でもマスク着用を推奨
(4)屋内・屋外にかかわらず公共の場所での10人を超える集会の禁止(ベオグラード市では導入済み)の対象をセルビア全土へ拡大
(5)公共の場所では、1.5メートル以上のソーシャルディスタンスを保ち、1名あたり最低4平方メートルの空間を確保すること

コソヴォ

06/23、コソボ政府は、6月28日からプリシュティナ空港を再開する方
針を決定しました。この決定により、プリシュティナ空港は公衆衛生及び新型コロナウイル
ス対策を徹底した安全措置をとり、その日のうちに帰路につく必要な定期便に
ついての運行を再開します。
コソボへ入国する全ての乗客は、4日以内に実施した
PCR検査の陰性証明書を持参することが推奨されます。(注:06/24、在コソボ日本大使館が
コソボ保健省に確認したところ、陰性証明書無しでもコソボへの入国は可能であ
り、入国後に隔離措置をとることは想定されていないそうです。)

07/05、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、プリシュティナにおける夜間の外出禁止等の措置を決定しました。発表内容の概要は以下のとおりです。
(1)07/06以降,プリシュティナ,フェリザイ,プリズレン,ヴシュトリの4自治体で、21時から5時までの外出を禁止
(2)全ての飲食店(レストラン,カフェ,ナイトクラブ等)は,コソボ全域で21時から5時までの営業を禁止
(3)全ての公共交通機関(バス,バン,タクシー)は、乗車定員を半減させ、乗客ごとに必要なスペースを確保する。
(4)公的機関及び民間企業に、出勤者の数を最小限に減らすことを義務づける。
(5)プリシュティナの大学病院内で配置転換を行い、追加的な病床のスペースを確保する。各地域病院及び私立病院でも追加的な病床のスペースを確保する。
(6)新型コロナウイルス感染者に対応する医療従事者の再編を行う。医療従事経験がある者を動員する。特に微生物や感染症の分野での体制を強化する。
(7)検査能力を拡充する。検査装置や季節性インフルエンザワクチンを購入する。
(8)公立及び私立の医療機関において、緊急性の低い保健サービスを減らすことを推奨する。

07/13、コソボ政府は、更なる規制措置を決定しました。
(1)全てのコソボ住民に対し、外出時のマスク着用、2mの物理的距離の維持を義務づける。全ての公的・民間機関に対し、施設の入口等に、手の消毒液とマスクを備え付け、従業員及び来訪者が使えるようにすることを義務づける。
(2)コソボ全域で、全ての幼稚園、屋内の娯楽、文化、スポーツ施設の活動を停止する。全てのショッピングセンターの営業は5時から21時までの間とし、新型コロナウイルス感染予防策を厳格に実行する。
(3)公営の自動車市場、動物市場を停止し、宗教儀式を停止し、公共の場における5名以上の集会を禁止する。
(4)07/13から、南ミトロビツァ、ジラン、フシェ・コソヴァ、シュテルプツァの4自治体においても、21時から5時までの外出を禁止する。
(5)北マケドニア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナの国民に対し、コソボへの入国の際には、72時間以内に発行された陰性証明書を持参することを義務づける。これら3か国の国民でプリシュティナ空港に到着する者が、3時間以内にコソボから出国する場合には、陰性証明書を不要とする。

モンテネグロ

06月01日、感染外国人の入国を解禁しました(事前の検査、自己隔離等必要なし)。上記国家リストには日本が含まれます。
最近、新規感染者の急増が問題となっており、07/02より感染防止措置を遵守しなかった場合(ソーシャルディスタンスを保持しなかった場合、マスクやその他の予防具を使用しなかった場合、マスクなしで商店、カフェ・レストランその他の公共の場所に入った場合等)、100~2,000ユーロの罰金が課せられます。
07/06より、全土でカフェ・レストランの営業時間の制限(24時まで)等を導入しました。
地域によっては独自に集会の禁止なども設定されています。

北マケドニア

06/23(火)、北マケドニア政府は,07/01(水)からのスコピエ・オフリド両空港の再開および06/26(金)から全ての国境検問所(陸路)にて現在実施している検疫措置を停止する旨決定しました(事前のPCR検査,自主隔離は不要)。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ 06/04時点

全土において非常事態宣言及び外出制限が解除されています。また,公共交通やショッピングセンター、レストラン、映画館、ミュージアムなどについても徐々に営業を再開しています。
公共空間でのマスク着用義務は解除されましたが、屋内の公共空間及び屋外の公共空間でも対人距離2メートルを確保できないとこ陸路国境が再開されるとともに,国内の全国際空港(サラエボ,バニャ・ルカ,モスタル,トゥズラ)も旅客便の運航が再開されました。
ボスニア・ヘルツェゴビナへの入国については、
セルビア、モンテネグロ、クロアチアの各国市民と、ボスニア・ヘルツェゴビナ国民の配偶者及び子供で非ボスニア・ヘルツェゴビナ国籍者は入国を許可されます。
それ以外の外国人については入国禁止措置が継続しています。例外的に入国が認められるのは,商用及び近親者の死去の場合で,商用での入国には,ボスニア・ヘルツェゴビナの企業からの招待状及び入国前48時間以内のPCR検査による陰性証明書が必要となります。
尚ネウム地峡の通過は制限時間内の移動であれば問題ありません。

クロアチア

新規感染者は日々二桁台で発生しております。
06/25より、公共交通機関利用時におけるマスクの着用を義務づける措置を決定しました。
7/13より、100人以上の参加者を見込む集会を企画する主催者は、集会開催の48時間前までに、地域の市民保護本部にEメールにて、集会の目的、場所、日時、責任者の連絡先及び参加見込み人数を届け出るとともに、当該集会の参加者を書面で記録し、これを14日間保存することが義務づけられます。
また、参加者は、クロアチア公衆衛生局の勧告・指導を遵守することが義務づけられるほか、市民保護本部の検査官及び警察官で構成されるチームが、当該集会を監督します。

7/1より、日本を含む15の国々より観光目的の入国が隔離義務なしで出来るようになったものの、07/10付のクロアチア公衆衛生局勧告により、EUおよびシェンゲン圏でなない第三国から観光・商用・就学・その他緊急の私事事情により入国する方は、クロアチア入国後14日間の自主隔離義務を負うこととなりました。ただし、この義務は、観光・商用・就学等の目的の場合、入国48時間以内に実施されたPCR検査における陰性結果を提出すれば、免除されます。
また、乗換えのためにクロアチアをトランジットする旅客は、クロアチア入国から12時間以内に、本人が入国可能な近隣国へ出国する場合、自己隔離義務は免除されます。
この措置は、07/31まで延長されます。尚、クロアチア入国に際しては質問票記載(英文)が求められており、迅速な審査の為、事前にWeb提出を行う事が推奨されております。
質問票へのリンク(英文) https://entercroatia.mup.hr/

7/14、マスクの着用義務の対象者が、下記のように拡大しました。
・医療機関の職員及び見舞い人
・公共交通機関の運転者、その他職員及び乗客
・商店の従業員及び来店中の客
・客と接し、または、調理や給仕を行うサービス業従事者
・クロアチア公衆衛生局の特別指示や勧告により、マスクの着用を指示されている者
・顧客との接触を伴う企業及び行政機関で勤務する者、並びに、これら企業及び行政機関を利用する者
・顧客と濃厚接触する機会のあるサービス業従事者

スロベニア

新規感染者は日々二桁台で発生しており、屋内の公共スペースでのマスク着用および手指の消毒が再度義務化は継続しております。
6/29より、公共の場における集会が開催可能な人数を、これまでの500名から50名に再度引き下げました(国立公衆衛生研究所の特別の許可を得た場合には、例外的に500人までの集会が可能)。
7/10、ガンタル保健相は、「ここ数週間でのスロベニアの新規感染者数は7日ごとに倍増傾向にあるが、疫学的にはまだ懸念がある状態とは言えない」と述べるとともに、「この増加傾向は7月末までにピークを迎え、その後減少に転ずるだろう」と発言しました。

EU理事会による域外からの入域制限緩和に係る決定がなされましたが、スロベニア政府は入国に関して引き続き独自の制限を行っており、日本を含む自由往来国リストに掲載されていない国からの渡航は、原則として14日間の自主隔離が必要となっています。
自由往来国から入国する者に対しても国境において、詳細な滞在歴等について説明を求め、その結果によっては14日間の自主隔離が必要となっています。
07/04にベルギーとオランダ、07/07にフランスとチェコ共和国(Moravian-Silesian地域を除く)を自由往来国リストに追加するものの、07/07(土)から、クロアチア、フランス、チェコを自由往来国リストから削除しました。

アルバニア

07/14、アルバニア保健・社会保障省は新型コロナウイルスの拡散を抑止し、市民の健康を保護するために屋内施設でのマスク着用を義務付ける旨発表を行いました。遵守しない場合には罰則を科すとしています。なお、屋内施設でのマスク着用の義務化及び罰則については今後法制化される予定です。

投稿日: 2020年07月17日 / タグ: ,