ブータン

ほんの限られた人しか足を踏み入れたことがなく、ベテラン旅行者でもぜひ訪れたいと思う場所。それがヒマラヤのシャングリラ(桃源郷)として知られる仏教王国・雷龍の国ブータン(ドゥク・ユル)です。
20世紀後半まで鎖国に近い政策だったこともあり、地球上のほとんどの場所で失われてしまった手付かずの美しい自然と、自給自足に基盤を置いた伝統的な生活文化、昔からの価値観が残っています。
ブータンの仏教はチベット仏教の流れを汲んでおり、その慣習を教えるのはもっとも難解だと仏教界では言われています。危険な断崖絶壁に建てられた神聖な僧院、山の背ではためく一列に並んだ祈りの旗、赤い衣装に身を包んだ僧侶が昼夜問わず経を唱えている姿は、この王国にオーラを漂わせ、違った時空に迷い込んだ気分にさせてくれます。ブータン人は、この伝統から豊かな文化を築き、独自のアイデンティティの核としています。
現代のブータン王国のスローガンは「GNH(Gross National Happiness/国民総幸福量)」(1972年に、ブータン国王ジグミ・ シンゲ・ワンチュクが提唱)です。人類の多くが経済的発展をゴールとしているのに対し、ブータン人にとってそれは幸せになるための手段に過ぎないのです。
さあ、真の豊かさとは何か?幸福が夢ではない国へ旅してみませんか?

ブータン王国 基本情報

面積 38,394平方Km(九州と同じくらい)
人口 70万人
首都 ティンプー
時差 日本より3時間遅れ
言語 ゾンカ語。他には英語の通用度が高い
宗教 チベット系仏教(ブータン仏教・大乗仏教)、ヒンズー教など
ビザ 必要。弊社で取得代行をしております
気候 南部の自然豊かな亜熱帯、中部の涼しく穏やかな気候帯、北部の高山地帯の3つに分けられる。
旅行のベストシーズンは3月中旬~11月初旬。6月中旬~9月中旬は雨季になり、ヒルに注意。
用語 ゾン=行政庁・僧院、ラカン=寺院、チョルテン=仏塔、チュ=川、ラ=峠、ツェチェ…祭り
その他 詳細はこちら

みどころ(観光地情報)

ティンプー(標高2,400m)

ティンプー川岸に広がるティンプー盆地。その丘の上に位置する町は、にぎわい活気にあふれています。ティンプーは、王室、政府機関、外交官、開発プロジェクトの本拠地となっており、壮大に構えるの隣タシチョゾンの隣は、ブータン唯一のゴルフ場となっています。

・メモリアル・チョルテン:3代国王ジグミ・ シンゲ・ワンチュクの母によって、息子に捧げる仏塔として1974年に建立。
・タシチョゾン
「荘厳な仏教要塞」とされるタシチョゾンには、国王の執務室、政務官、中央法曹機関が入っています。その中庭が、訪問者に公開されるのはティンプーツェチュの時と、冬の時期に僧侶たちがプナカへと住まいを移す時です。
・シムトカゾン:ティンプーから約8Kmの高台に建てられたブータンでも最も古いゾンの1つ

パロ(標高2,270m):ブータン唯一の国際空港もこの町にあります

美しく広がるパロ盆地には、ブータンの中でも古い僧院や寺があり、パロ盆地の最北端からは、氷河によってできたパチュ(パ川)が流れています。
・ドゥゲゾン:1649年にドゥク(ブータン)派の勝利を祝い建てられた。防衛要塞とされたこのゾンは、国内一番の兵器庫といわれていました。
・タゾン:望楼(見張りやぐら)として建てられ、現在では国立博物館に転用されています
・タクツァン僧院:「トラの住処」といわれるブータン観光のハイライトともいえるこの僧院は、パロ盆地から900mの岩壁に建てられています。
・キチュラカン:この寺院の歴史は7世紀に遡り、ブータンで最も古く神聖な寺院とされています。

ハ(標高2,863m)

メリピンスムという、ハを象徴する文殊菩薩、観音菩薩、金剛手菩薩の3つの小さな山があることから、ハ盆地は神聖な場所とされています。この文殊菩薩の山メリピンスムとその左右両側に建てられた僧院は、この町の平和を守っているとされています。パロのと間のチュレ・ラは、ブータン国内の自動車道での最高地点(3,800m)で、多くのダルシン(経文旗)が立っています。

プナカ(標高1,240m)

1955年まで首都であったプナカは、穏やかな気候で、肥沃な大地です。それゆえ避寒地としてジェケンポの冬の住まい、法曹機関の冬の本拠地となっていたため、「冬の都」と呼ばれています。
・プナカゾン:1637年、シャプドゥンによってポチュとモチュの合流点に建てられました。
・ドゥルクウォンゲルチョルテン:ティンプーからプナカに向う途中には、山々の美しいパノラマが一面に広がるドチュラ峠があります。この場所をさらに美しくさせているのが、108つの仏塔が並ぶドゥルクウォンゲルチョルテンです。このチョルテンは、最年少の皇太后アシ・ドルジ・ウォングモ・ワンチュクによって建てられました

ワンデュ・ポダン(標高1,295m)

プナカの南に位置するこの町は、中央ブータンに行く前の最後の町です。この地域は、竹細工や彫刻で有名です

ポブジカ

オグロヅルの飛来地として知られており、その数はおよそ600羽といわれています。人里の中に華麗に舞う鶴が見られるのは11月から3月にかけてです。鶴の生態系を守るため、町では電気の使用が制限されています

トンサ(標高2,316m)

トンサはブータンの中心であり、ブータン王国の統制はここから始められたため、とても歴史深い場所「王家の谷」です。
・トンサゾン:初代国王、2代目国王の本拠地でした。
・タゾン:見張櫓で、現在は博物館になっており、王室関連品なども展示してあります

ブムタン(標高2,600~4,000m)


人々を魅了するこの盆地は国の中心部にあり、数々の古い寺や僧院がこの地に点在しており、精神文化の中心でもあります。ブムタンのツェチェは最も有名なツェチェの1つで、夜間に行われ、子宝を望む女性のお祭りといわれています。このあたりは、ハチミツ、チーズ、りんごなどの生産地としても有名です。
・ジャカルゾン:当初僧院として1549年にシャプドゥンの曽祖父によって建てられ、現在は行政センターとして機能しています。
・クジェラカン:8世紀、ここで瞑想をするはずだったパドマサンババに捧げられた寺院です
・ジャンパラカン:8世紀、ツンツェン・ガンポ王がヒマラヤの邪鬼たちを鎮圧するために建てた108つの僧院のうちの1つ
・メンバルツォ:12世紀、ペマリンパがこの湖の底から経典や宝物を発見したとされ、水中から戻ってきた時も彼の持っていたバターランプの灯は消えていなかったことから、別名「炎の湖」とも言われています。この伝説を信じる人々にとって、とても神聖な場所で、吉兆の日には多くの人がこの湖を訪れバターランプをお供えします

モンガル(標高1,620m)

モンガル盆地は東部ブータンで2番目に大きく、西部とは対照的です。ブムタン-モンガル間は亜熱帯から高山まで、信じられないほどのバラエティに富んだ自然の景観を楽しめます。途中、東西縦貫道の最高地点・標高3,800mの美しい峠、トゥムシンラ峠を通っていきます。周囲は国立公園で、野生動物も多く見られます。

タシガン(標高1,151m)

ブータンで一番大きな県タシガンは、東部のガムリ川岸に位置しています。かつてはチベットとの交易で栄えていましたが、今日では、サムドゥルップゾンカや、インドのアッサム地方への道をつないでいる東西幹線道の交差点となっています。マラックとサクテンからやってくる珍しい衣装に身を包んだ遊牧民たちは、タシガンの町を冬のマーケットの場所として利用しています。

タシヤンチェ(標高1,830m)


タシヤンチェもポプジカ同様、鶴の飛来地となっています。この地はブータンの最も東に位置し、インドのアルナチャルプラデェシュと接しています。
・ゴムコラ:グルが瞑想した場所といわれ、ここで魔神を鎮圧し巨岩に封じ込めたとされています。


ツェチュ(伝統的なお祭り)

口々に伝えられてきた歴史の伝承が見事に形作られたもので、舞踊や演目を通して、ブータン人が時代を経て伝えてきた価値観、神話、霊的信仰といった古代仏教文化を豊かに楽しく表現したものです。8世紀にブータンに仏教を伝えた僧侶グル・リンポチュの祭りとして、すべての地域で行われます。縁起の良い日に1年に1回3.4日行われますが、太陰暦を使用しているため、開催日は毎年変わります。祭りの中では、色彩に富んだ仮面舞踊が僧侶によって演じられます。


トレッキングについて

アジアでよくあるトレッキングとは違い、珍しい体験ができます。種類は様々あり、3日間のトレッキングツアーはティンプーからパロ(またはvice versa)へ行くツアー、25日間の伝説的なスノーマン・トレックでは、4,500~5,300mの12の山々を越えるツアーで、世界で最もハードなトレッキングと名高く、きっとこの上なく素晴らしい体験となることでしょう。
多くのトレッキングでは、自然との出会いや田舎の貴重な日常生活を見ることができます。深い森を通り、大昔からある僧院や村まで近づくことができます。家畜を放牧している牧草地、野花が咲く草原を通り抜け、蝶や放牧された動物たちとの出会い、ブルーシープ、ターキンやキジをはじめとした様々な野生の鳥を目にすることもできるでしょう。
ブータンのトレッキングは、ヒマラヤ山頂の壮大な景色が有名で、驚くと共に畏怖の念さえ覚えます。道中は瞑想にふけることもあるかも知れませんね。
トレッキングに必要な物(キャンプ道具・キッチン用品・食料)はすべて馬やヤクが運び、人がそれらを運ぶのはむしろ珍しいです。
トレッキングに適した季節は3月中旬から5月中旬、9月中旬から11月初旬ですが、夏や冬に適したコースもあります。6月中旬から9月中旬は雨季になり、標高3,000m以下ではヒルに注意が必要です。

種類 名称 特徴 日数
上級
(超難関)
スノーマン・トレック 世界で最もハードなトレッキングといわれる。標高4,500~5,300mの12の山を越え、3,700~5,100mで寝泊りする 24日間
中級
(忍耐が必要)

チョモラリ・トレック

ルドゥンラ・トレック

高い山を越えるルート 6~10日
初級
(ショートトレック)

ドゥク・パス

ダガラ・トレック

ガサ-ラヤ・トレック

短い距離で、高地から低地までトレッキングできる 3~6日
地域散策 ブムタンカルチャートレックなど 村から村へ移動するシンプルなコース 3~6日

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